なぜ歯は黄色くなるのだろうか?
なぜ歯は黄色になるのでしょうか?
歯のエナメル質の2、3%は水分・タンパク質でできていて、このタンパク質中に着色物質が浸透し、着色部分が発生します。この着色はホワイトニング治療以外に除去する方法がなく、クリーニングだけでは取り除くことができないようです。
ということは表面ではなく内部にまで浸透させて白くする以外のすべはないということです。
着色の原因は大きくわけて2つあるそうです。
1.加齢
歯の表面は半透明のエナメル質で覆われておりその下に象牙質の黄色の層があります。黄色く見えているのはこの象牙質が透けて見えているということ。
年をとるにつれて象牙質の色はだれでも濃くなっていき、逆にエナメル質は薄くなっていくのです。
2.着色物質によるもの
お茶、コーヒー、カレー、ヨーグルト、赤ワイン、コーラ、もちろんペプシ、ブルーベリーなど色の濃い食材の多くは歯に着色しやすいのです。
最初はただの汚れですが、時間がたつにつれ徐々にエナメル質の中に染みこむと、歯磨きだけでは落とせなくなってくるのです。
忘れてはなりません、タバコのヤニも原因のうちのひとつ。
3.神経を抜いた歯も
虫歯の治療で神経を抜くと内側から茶色に変色する場合もあり、これは神経がないために栄養が象牙質に届かなくなってしまう為に起こる現象。
4.テトラサイクリン
永久歯ができるまでの7歳までにテトラサイクリンという抗生物質をのんでいると黄色くなるそうです。縞模様のようなもの。
次回は「ではホワイトニングはどこまで歯を白くできるのか!?」です。
上記のような症状で黄色なった歯はどこまでホワイトニングで白くできるのでしょうか?
※参考文献